舞妓さんちのまかないさん

舞妓さんちのまかないさん(16) 著者:小山愛子(小学館)
舞妓さんちのまかないさん(16) 著者:小山愛子(小学館)

やさしいご飯を作りたくなります

このお話は、青森の二人の女の子が中学校を卒業し
舞妓さんになるため京都に行き、すーちゃんは舞妓さんに、
色々あってキヨちゃんは『まかないさん』になり
少しずつ成長していくお話です

お話ももちろんおもしろいのですが
『舞妓さんちの~』を読んだ日の晩ごはんは不思議と
作るのが楽しくなります^^

おうちごはんは毎日のことなので、時々は億劫な日もあったり
まったくメニューがうかばない日があったり
ただただ気が乗らない日もないですか?

『舞妓さんちの~』のキヨちゃんは毎日、朝昼晩+おやつ
ときにはお夜食を、すーちゃんたち舞妓さん(大人数!)に作るんです!
しかも楽しんで^^
冷蔵庫にあるものからメニューを考えるのも楽しそう^^
大きなリュックいっぱいにお買い物してヨタヨタしながら
舞妓さんたちが暮らす「屋形」に帰るのも楽しそう^^

なによりも、皆のことを考えながらご飯を作るのが楽しそう!

そんな楽しそうなキヨちゃんを見てると、そのあとの家事が
いつもと同じことなのに楽しく感じちゃうから不思議です^^

小山愛子先生がお話の間に描いて下さる
思い出のご飯や定番のご飯が、
自分が食べていたものではないけれどなぜか懐かしく感じます
「うちでは白菜のおひたしにマヨネーズだったな」とか
「年越しそばは晩ごはんのラストに出てきて
お腹パンパンだったな」とか思い出します

そんなこんなでどこか懐かしさを感じる
『舞妓さんちのまかないさん』ですが、
ちょっといつもの生活に疲れを感じたり、むなしくなったり、
ちょっと現実逃避したくなったらぜひ読んでみてください^^

気分がリセットできて、やさしいご飯が作れるかもですよ^^

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